既卒の自己紹介を構成から徹底解説!面接冒頭で好印象を掴む台本の作り方

自己紹介5パターン 就活準備編

既卒で就活を始めたフリーター・ニートの皆さんが、面接台本作りで初めに悩むのが「自己紹介」だと思います。面接冒頭で初めに話すことになる自己紹介で、既卒の不安から無計画にぐだぐだ話してしまったり、自信なさげな雰囲気を醸し出してしまったり…と、心当たりある方もいるのではないでしょうか。

ゆめみぃ
ゆめみぃ

既卒ってだけで自己紹介が暗くなる気がする…( ´Д`)y

るねたん
るねたん

どう答えれば少しでも好印象になるの…?

…と自信のない自己紹介に悩んでいる方も多いはず。でも、大丈夫です!きちんと構成からしっかり台本を作って練習すれば、既卒でも自信のある受け答えはできるようになります。

この記事では、既卒就活で約3ヶ月内定を果たした元NNTあんT先輩の経験を元に「既卒の自己紹介作り」を構成から分かりやすく説明していきます!この記事を読めば、面接の自己紹介用の台本を作って、面接冒頭から自信を持った自己紹介ができると思います!早速作っていきましょう。

結論「面接の自己紹介では熱意を持って自分のダイジェストを語れ」

まず面接で自己紹介を求める面接官側の目的を明確化しておきましょう。

・簡単な応募者把握
・履歴書との一貫性
・熱意の量

面接の自己紹介は、面接で一番初めに求められることが多いです。それには、主に上記の3点が求められると思います。簡単に応募者を把握して、受け答えから質問事項を決める。履歴書との一貫性があるか、嘘はないかなどの確認をする。応募者の受け答えや内容から自社に対する志望度や熱意がどれくらいかを測る。こういった次への足掛かりや基本的な確認も自己紹介では求められているはずです。

面接官が自己紹介で求める目的を把握したら、次は私達のゴールイメージを明確化しましょう。

・短い時間で簡潔にダイジェストを伝える
・履歴書と一貫性のある内容
・熱意が伝わる内容と姿勢

あくまで自己紹介なので、30秒ほどの短い時間(※指示があれば例外です)を意識するのがオススメです。…というのも、長過ぎるとコミュニケーション能力の無さを疑われてしまいます。よく「全部話せたけど、面接官が話長って顔してた…」という経験がある方は、聞かれてもないことを長々と話しすぎなのです。新入生歓迎会とかアルバイトで自己紹介する時とか、自分が話せる時間はそんなに長くないですよね。面接官側も聞きたいことは後で質問してくるはずなので、「自分が何をしてきた人物でどういう経緯で応募してきたのか」「志望度の高さや熱意」、この2点が伝わることを意識して伝えるようにしましょう。

既卒の自己紹介でおすすめの構成

既卒の自己紹介では以下の6つの構成がおすすめです。以下のうち卒業後から現在、応募理由、自己PRは要素を整理しておきます。

 

  1. 名前「〇〇 〇〇と申します」
  2. お礼「貴重なお時間を作って頂きありがとうございます」
  3. 卒業後から現在
  4. 志望理由
  5. (自己PR)
  6. 挨拶「本日はよろしくお願いします」

一つずつ意図を確認していきましょう。

名前・お礼・挨拶

初めに名乗ること、面接の機会を作って頂いたお礼を言うこと、最後に挨拶を入れること、これらは全て基本的なマナーですよね。この定型を守ることで、社会人として基本的なマナーがあることが伝わります。忘れないようにしましょう。

卒業後から現在

ここは「今まで何をしてきて何を目的に就職活動をしているのか」を説明できればO Kです。基本的には履歴書に書いてあることと同じになると思いますが、就職のきっかけや目的も志望理由に関係する内容で説明できると良いでしょう。

<整理する要素>
〇〇大学卒業後は〇〇を目指して〇〇をしながら過ごしていました。←卒業後の過ごし方
〇〇をきっかけに〇〇をしたいと思い、現在は就職活動をしています。←就職のきっかけ

上記の2点を簡潔に伝えられるように要素を整えておきましょう。

志望理由

この部分は志望度の高さや熱意が伝わる箇所だと思います。「なぜこの企業で働きたいと思ったのか」を簡潔に説明しておきましょう。企業が納得できる流れであれば説得力が生まれます。

<整理する要素>
〇〇を大事にして働きたいと思っていたため、←企業選びの軸
〇〇を魅力に感じ今回志望させて頂きました。←志望理由

上記の2点を簡単に整理しておきましょう。志望理由は特に重要なもの1点に絞っておくと後が楽です。

自己PR

自己PRが()なのは、通常30秒で自己紹介しようと思うと、自己PRも入れると冗長になるためです。最悪省いても問題ない部分ということで()表記しています。既卒就活においては職歴のないポテンシャル採用となるため、熱意を伝えることを重要視した方が良いでしょう。ただし、長めの自己紹介を求められる場合や自己PRを含めた自己紹介を求められる場合もあるため、簡潔に答えられるように要素は整理しておいてください。

<整理する要素>
学生時代に〇〇をしていた経験があるため、←能力を活かした経験
〇〇には自信があります。←企業で活かせる力
経験を活かして御社では〇〇できればと思っております。←企業で行いたいこと

上記3点を短文で回答できるように整理しておいてください。

「既卒の理由」は自分から触れなくて良い

るねたん
るねたん

あれ、既卒って自己紹介で既卒の理由に触れなくて良いの…?

ゆめみぃ
ゆめみぃ

既卒ができれば一番話したくないやつね…

よく既卒の自己紹介記事で「なぜ既卒になったのか」まで説明して反省していることを伝えた方が良いという記事もありますが、あんT先輩の場合はマイナス要素をあえて自分から言う必要性はないかなと思っています。…というのも、既卒就活で既卒になった理由を聞かれるケースは実は体感1/3ぐらいであまり聞かれることがなかったからです。(よく考えれば既卒かどうかと仕事ができるかは、仕事によっては関係ないことも多いです)

確かに聞かれた時には話せるように用意はすべきですが、面接官から聞かれるまではわざわざ反省の色を漂わせなくても良いのではないかと思います。さらに言えば、聞かれてもないのにマイナス要素の説明に時間をかけるのは勿体無いです。自己紹介では自分の熱意が伝わる内容を優先的に伝えていきましょう。

既卒の自己紹介例文

既卒の自己紹介での台本は以下5パターンをとりあえず作っておきましょう。普通に自己紹介を求められた場合は30秒ほどの短いver、「1分ほどの自己紹介を〜」「志望理由をメインに」などの場合は1分ぐらいの長いver、と柔軟に対処していきましょう。逆に3分ほどの自己紹介など、かなり長めのものを求められた場合は、長いverの志望理由や自己PRをくっつけて話せば乗り切れるはずです。頑張って作っていきましょう。

短いver(通常)

「それではまずは簡単に自己紹介をお願い致します」など、通常の自己紹介を求められた場合は30秒前後(200字程度)を意識して簡潔に済ませましょう。

<短いverの自己紹介例文>
小鳥遊 杏と申します。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を作って頂きありがとうございます。

昨年の7月に〇〇大学を卒業後、小説家を目指しながら飲食店でのアルバイトを続けておりましたが、文章を書くことを仕事にしたいと考えまして、現在ライター職をメインに就職活動をしております。

御社メディアでは、ユーザーの気持ちに寄り添える記事が多い点を魅力に感じ、今回応募させて頂きました。
本日はよろしくお願い致します。

上記およそ200字程度ありますが、このぐらいなら問題ないかと思います。実際に口に出してみて、自分が違和感を感じない長さを求めて調整してみてください。

長いver①(1分ほどの自己紹介)

「それでは1分ほどで自己紹介からお願いできますでしょうか」など、少し長めの自己紹介を求められた場合は1分程度(400字程度)の自己紹介も大丈夫です。自分の熱意が伝わるように、志望理由に熱を込めて話すと良いのではないでしょうか。

<長いver①(1分)の自己紹介例文>
小鳥遊 杏と申します。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を作って頂きありがとうございます。

昨年の7月に〇〇大学を卒業後、小説家を目指しながら飲食店でのアルバイトを続けておりましたが、文章を書くことを仕事にしたいと考えまして、現在ライター職をメインに就職活動をしております。

元々小説家になりたいと考えた理由も悩んでいる方に元気を与える仕事がしたいという理由からでした。そのため、ユーザーの気持ちに寄り添える記事が多い御社メディアを特に魅力に感じ、今回応募させて頂きました。

学生時代に1万5千字程度の短編文学賞に一次選考ではありますが通過した経験がありまして、一定の文量を書き切ることには自信があります。経験を活かして人を動かす記事を数多く書いていければと考えております。
本日はよろしくお願い致します。

上記はおよそ350字程度ですが、このぐらいだと少し余裕がありますね。

長いver②(卒業後の経歴メイン)

「卒業後の経歴なども含めて簡単に自己紹介をお願い致します」など、卒業後の流れを聞かれた場合は、卒業後にしていたことと就活のきっかけの部分を詳しめに語りましょう。ここでは無理に既卒になった経緯については語らなくても良いかと思います。なるべく簡単にわかりやすい説明を心がけましょう。既卒後に取り組んでいたことが自己PRにつながる場合は、最後に軽く自己PRも入れると良い感じに締まります。

<長いver②(卒業後の経歴メイン)の自己紹介例文>
小鳥遊 杏と申します。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を作って頂きありがとうございます。

昨年の7月に〇〇大学を卒業後、小説家を目指して執筆活動に取り組みながら、飲食店でのアルバイトを続けておりました。その後、自分が得意である文章を書くことを仕事にしたいと考えまして、現在ライター職をメインに就職活動をしております。

元々小説家になりたいと考えた理由も悩んでいる方に元気を与える仕事がしたいという理由からでした。そのため、ユーザーの気持ちに寄り添える記事が多い御社メディアを特に魅力に感じ、今回応募させて頂きました。小説の執筆で活かした文章力を活かしていければと考えております。
本日はよろしくお願い致します。

上記はおよそ300字程度なので、長くなりすぎずにちょうど良いのではないでしょうか。

長いver③(志望理由メイン)

「志望理由も合わせて自己紹介をよろしくお願い致します」など、志望理由も一緒に聞かれた場合は、志望理由に配分を多めに割いた自己紹介にしましょう。自己紹介の際の志望理由は特に重要なものに絞ってお伝えすると、長くなり過ぎずに済みます。最後に入社後にやりたいこともお伝えすれば熱意のこもった志望理由になりますね。

<長いver③(志望理由メイン)の自己紹介例文>
小鳥遊 杏と申します。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を作って頂きありがとうございます。

昨年の7月に〇〇大学を卒業後、小説家を目指しながら飲食店でのアルバイトを続けておりましたが、文章を書くことを仕事にしたいと考えまして、現在ライター職をメインに就職活動をしております。

志望理由としては、読んだ人が力をもらえるコンテンツ作りをされている点が大きいです。私自身、元々小説家になりたい理由に自信のない方を元気にしたいという気持ちが強くありました。スクール事業も運営されており、日々ユーザーの悩みと向き合われている御社メディアでは、ユーザーの気持ちに寄り添える記事が非常に多く、魅力を感じています。

ご縁あり御社に入社できましたら、読者の気持ちを動かす記事を数多く書くことで貢献できればと考えております。
本日はよろしくお願い致します。

上記で360字程度ですが、これぐらいですと1分ほどで語ることができるのではないでしょうか。

長いver④(自己PRメイン)

「自己PRも含めた自己紹介をお願いできますでしょうか」など、自己PRの要望も求められた場合は、自己PRを多めに語っていきましょう。卒業後の説明は簡単に済ませて、自己PRを詳しく語っていきます。

<長いver④(自己PRメイン)の自己紹介例文>
小鳥遊 杏と申します。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を作って頂きありがとうございます。

昨年の7月に〇〇大学を卒業後、小説家を目指しながら飲食店でのアルバイトを続けておりましたが、文章を書くことを仕事にしたいと考えまして、現在ライター職をメインに就職活動をしております。

自己PRとしては、継続して文章を書くことには自信があります。学生時代に1万5千字程度の短編文学賞に一次選考ではありますが通過した経験がありまして、一定の文量を書き切ることには慣れています。そのため、入社後は安定したペースで記事を作成できるのではないかと考えております。
本日はよろしくお願い致します。

上記で280字程度ですが、長過ぎずに要点だけまとめて把握できるので良いのではないでしょうか。

まとめ「面接の自己紹介は構成からしっかり作ろう」

面接の自己紹介では、短く簡潔に、履歴書と一貫性のある内容を、熱意が伝わるように話すことで好印象を狙っていきましょう。面接台本を作る前には構成から理解すると、うまく作ることができます。初めに重要な要素となる卒業後の経歴・志望理由・自己PRはしっかり語れるように整理しておきます。その後は5パターンの自己紹介例文を作成して、声に出して違和感がないように調整していきます。これだけ台本を作っておけば、変化球な自己紹介が来ても、要素や文量を増やしたり減らしたりなどの対応で切り抜けることができるはずです。きっと自信のある自己紹介ができるようになりますよ。頑張ってくださいね。

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